2015年1月30日金曜日

2014 年度田んぼの学校 参加者アンケート

(五斗蒔だより3月号から転載)


2014 年度田んぼの学校
参加者アンケートから

   全体を振り返っての感想、今後にむけての意見・田んぼの学校では稲作の最初から最後まで、一年を通じて体験できるのがとてもいいところだと思います。小学校でも田植えや稲刈りの行事がありますが、年に一度どちらかをやるだけなので、田んぼの学校のように、お米ができる大変さが伝わらないと思います。毎回様々な行事で親も子どもも楽しませてもらいました。本当にありがとうございました。
  小さい子が多く、活気が出てよかったと思います。田んぼの学校の資料など、HP からダウンロードできるようなものを作っておくと良いかもしれません。
  土浦に引っ越ししてきてから今回のような機会を色々と探していました。私が子どものころ、暗くなるまで遊んだ所のような、昔懐かしい里山で子どもたちと農作業をしたり、遊べ、とても良い経験になったと思います。自然の中にいるときの子ども達の生き生きした顔が印象的でした。大変お世話になりました。修了証もありがとうございました。
  お米ができるまでの稲の成長を見たり、伝統行事を体験することができてとてもよかったです。また、子どもにさまざまな仕事をさせるのも良いと思いました。子どもって結構働くものなんだなあと思いました。しめくくりに修了証をいただけて、うれしかったです。皆さまのおかげで楽しく田んぼの学校で過ごすことができました。ありがとうございました。
  一年を通して四季折々の遊びや収穫ができて、親子で楽しい時間を過ごせました。今まで知らなかったことを教えてもらい、土浦郷土カルタや学校での郷土の調べ事で役立ちました。
  改善点は今思いうかびませんが、子どもが楽しんでできていること。また来たいと思っていることが大切だと思います。親も楽しめました。一年間ありがとうございました。
  学校や保育園の行事と重なり、残念にも出られなかった作業もありますが、いやな顔せずに迎えていただいて助かりました。また脱穀では、昔の機械が実際に使用している所を見られて親子ともども興奮しました。ぜひ長く現役でいてもらって、おおぜいの子どもにみてもらいたいです。さらに、里山という、身近にあって、大変貴重で素晴らしい自然を教えていただいて楽しかったです。一年間お世話になりました。 ありがとうございました。

by K.Ab

2015年1月12日月曜日

1/12(祝) ならせ餅

(五斗蒔だより2月号から転載)

ならせ餅の日の子ども達

 1 月12 日、快晴。7 時20 分、まだ登ったばかりの低い太陽の光を真正面に受けて出発。久しぶりに冬の宍塚に向かいました。
 10 時近くになって着いた宍塚では、穏やかな陽差しの中でもうかまどの煙が上がっていました。受付の少女も、かまどの前の少年も、小さいころからこの里山に通っている人たちです。小屋の前のテーブルにも、かいがいしく働くお母さん達の間にお餅を丸めたい子ども達が待っていました。
 くるみの木の広場では、大人が仕掛けてくれた木と木の間の綱をアスレチック風にすべり下りる姿が見られました。驚いたことに、男の子も女の子も6歳よりはみんな小さい様でした。しかも、綱を体に巻いてもらうのではなく、自分で片足を綱の輪にかけて下りていました。ブランコは太い丸い竹をすわる台にしたもので、やや斜めに揺れるものでしたが、脚が地に着かない子もよじ登ってゆらしてもらっていました。
 やや高い所の林の中からは、落ち葉の積もった斜面をすべり下りているもう少し大きい男の子達の元気な声が聞こえてきました。幼少のころからお馴染みの小学生の兄弟は、切り下ろしてもらった小枝の多いならせ餅用の大きな枝をひきずって運んでいきました。みんな生き生きとして可愛い姿でした。
 何やら楽しい笛の合図でクルミの木の下に集合したら、子どもも大人もかなりの大人数でした。ペッタン、ペッタン、ペッタンコと餅搗きの手遊びを習い、じゃんけんで一列の列車になって大人も子どもも楽しく小屋のそばの広場に移動しました。ならせ餅の由来も神妙な面持ちで聞き、食べることも大切と知りました。(Ehaさんがならせ餅の意味を解説してくれました)
 食べる用意をしてから、まだ少し時間がかかりそうと分かると、何と、何人かの子ども達は栗の木に登りならせ餅になっていました。
 よく遊んだので食欲も旺盛。あんこ、きなこ、のり、くるみあんのお餅をあっという間に平らげ、すぐにおかわりの行列ができました。それでも、大人がまだ食べてないと知ると、お皿とお箸を持って静かに並んで待っていました。これも可愛い姿でした。野菜の入ったお雑煮もしっかり食べ、健康な体を作るという目標はみんな合格したでしょう。
 餅搗きも楽しく体験していました。自分にあった小さい杵で搗いた子も、もう一度並んで大きい杵に挑戦し、大人に助けてもらっている姿もよかったです。
みんなが色々満足してから、それぞれの家族が、紅白のお餅で、ならせ餅の枝を作りました。(やっと家族の面々がわかりました)
 感心したのは、それから片づけに入ったお父さん、お母さんを待つ子ども達です。どの子も自分が気にいった遊びを疲れも見せず繰り返していました。小さい子より上手に出来た男の子は、もう2 年もここに来ているから、と嬉しそうに話してくれました。
 いつも思うことですが、大人達がみんなで季節の行事を大切にして取り組んでいる姿を、子ども達は遊びながら体で感じ学んでいるのです。そしてここでの体験を自信につなげることができるのです。今日もその姿をたくさん見ることができました。楽しく豊かな一日でした。

by Y.Oo