2014年11月22日土曜日

2014.11.22 田んぼ塾会議議事録

(五斗蒔だより2015年1月号から転載)

田んぼ塾会議議事録
日時:2014年11月22日 14時-16時
場所:里山情報館
出席者:7名
1.今年のイネが不作となった原因について
・今年は田んぼにヒエが繁茂した。稲の生育が悪くヒエがはびこった所では、ヒエを好むイナゴが、ヒエを食べ尽くして更にイネも食べてしまう。
・ヒエが繁茂した原因は、次の三点が考えられる。①窒素固定のために蒔いたクローバーが繁茂し、田植え前に他の草が抑制され、田んぼに敷いた草の量が少なかった。②イグサの根が邪魔をして、イネの初期成長が遅く、ヒエの方が成長した。③出穂後に田に足を踏み入れるとイネの根を傷めることから、田んぼに入ってヒエを抜くことは避けていた。
・来年の対策としては、田植えの時およびイネの成長期に(出穂後であっても)、極力、ヒエを抜き取る。今年はヒエの種が多く落ちているはずなので、大変な作業になると予想される。また、慣れていないとイネとヒエの見分けが難しい。

2.2015年度のイネ栽培のために準備する種モミ量について
・作付け面積を今年の2倍にすることと、種まき用の新規刻印具の種間隔から、種もみ数を算出。さらに、これまでの発芽率実績に鑑みて、種もみの蒔き数を調整する。
・温度、日程及び水換えの手間を省くために浸種処理は行わず、苗代の水調整で対応する。

3.「非湛水型不耕起自然農イネ栽培の手引き」(草案)の検討
・これまで宍塚で検討された非湛水型不耕起自然農イネ栽培の手引きの草案ができた。
・これを読んだ人が、同栽培方法で、一通り作業できるようになることがねらい。
・外部の方の反応も見ながら、今後もアップデートしていく。

4.「宍塚自然農塾」への参加呼びかけ文の検討
・非湛水型不耕起自然農イネ栽培を中心とした宍塚自然農塾を構想中。

5.温度ロガーによる気温・地温の計測結果について
・地温測定のため、データロガーを複数個地中に埋めていたが、無くなっていたり、袋が破られているなどで十分な測定ができなかった。カラスの仕業か?!

6.次回田んぼ塾会議は、勉強会も同時開催で、1/24(土)14:00~です。
 次のお二人が話題提供してくださいます。乞うご期待!
 菊地さん:(仮題)雑穀について
 江原さん:(仮題)縄文人からのメッセージ




2014年8月9日土曜日

今年の案山子

ミソハギ(禊萩)が咲く、ふれあい農園付近

8/2に田んぼの学校のこどもたちが作った案山子がずらっとお出迎えです。



2014年4月13日日曜日

2014年度開校式と種まき

 4月13日午前 田んぼの学校の今年度の開校式と種まきが行われました。



 子どもたちおおぜい集まり、種まきも予定より早く終わりました。




2014年1月13日月曜日

2014年1月13日(月・祝) ならせ餅

 1月13日、田んぼの学校中心にならせもちの行事をしました。ならせもちは地域の正月の伝統行事で、1月14日に黄白の餅をつき、楢の枝にさして土間の入り口付近に臼をさかさにしたものに結び付けて立て、19日に枝からはずして20日から食べるというものです。無病息災、豊作祈願などの意味があります。

 朝、現地につくと、もう、へっついや薪運び、火の世話、水くみなど初めていてくださった方々がいて、その後もスタッフ、田んぼの学校の人たちが続々と集まってきました。 全部でスタッフ14人、参加者大人23人、子ども47人合計84名という大勢が集まり、田んぼの学校校長先生の嶺田さんが中心になって田んぼ塾産のまんげつもち2臼、朝紫入りの赤いおもち1臼、合計3臼のもちつきをしました。
 若い遊び指導者2人がきてくれたので、おもちの待ち時間に子どもたちは大勢で力いっぱい遊びました。そして幼児まで、杵でお餅を搗く経験をしました。

 おもちは、お母さんたちがどんどん丸めて、きなこ、あんこ、からみ、それに宍塚地域伝統のお雑煮(かつおぶしだし、醤油味で、ねぎ、鶏肉、油揚げ入り)でたべました。
 子どもたちはEさんからならせもちの説明もしっかりとうけてコナラの枝を伐りとり、丸めた紅白餅をそのコナラの枝にさして持ち帰りました。

 最後に今年度の田んぼの学校にしっかり来てくれた子どもたちに嶺田校長先生から修了証が授与され、子どもたちの記念撮影をして解散しました。


 解散後も30分くらい遊んで行く子たちもいました。とても楽しかった、とみなさん喜んでくださいました。スタッフとして活躍してくださった皆様ありがとうございました。
by Ab